家賃下落リスク

年金対策や新たな収入源としてアパート投資を考えている方の中には、将来的な家賃下落に関する不安も少なからずお持ちではないでしょうか。ここでは、家賃下落によるリスクとその対策方法について紹介していきましょう。

家賃下落は、主に建物の経年によって起こる

家賃下落は、簡単に言えば「最初に設定していた家賃から価値が下がる」こと。これは一般的には建物が建てられてから年数が経つごとにリスクが上がっていき、特に新築から10年以上の物件はピーク時に比べると家賃が下降しやすいと言われています。

しかし、エリア等の問題で物件自体の需要が高ければ維持できるケースも。では、家賃下落に対してどのような対策が可能か、考えていきましょう。

賃貸の需要を高める！家賃下落の対策は？

需要があり、競争率の低い
立地を選ぶ

アパート投資を行う上で重視すべきなのは、やはり「立地」だと言われています。需要が高いエリアに建設することができれば、長期的に安定した家賃収入を得やすいでしょう。
また、特に「周辺に空き地が少なく、新たな物件が建ちにくいと考えられる場所」を探すのがおすすめ。大学や工場、駅の周辺などで空き地が多い場所は、逆にライバルが増え続ける恐れがあります。

総合的に見て、利便性の
高い物件を追求

駅が近い、学校や会社が近い、などは賃貸物件の場所を検討する上で定番ですが、あくまでも入居者目線で「自分ならどういった利便性を追求したいか」を考えてみてください。
例えば主要駅から徒歩20分の物件より、その主要駅まで3分で行ける駅から徒歩1分、の方が選ばれる可能性があるように、総合的な住みやすさを工夫することが大切です。

設備を充実させる

そこで生活をするからには、立地だけでなく間取りや設備なども重視されるもの。求められる設備は時代によって変化する面もありますが、近年特に需要が高まっているのが「インターネット環境に優れた物件（入居者無料のWi-Fiが存在する等）」だと言われています。
また、バストイレ別、防犯カメラやオートロックなどの防犯システムなどを重視する人も多いようです。

中古物件を購入する

はじめから中古物件を購入するというのも、家賃下落リスクを回避するには有効だと言われています。なぜかといえば、家賃下落は一般的に築20年以上になると緩やかになるとされているから。
新築時の高い家賃収入を得ることは難しいかもしれませんが、その後急激に収益が減少する恐れは少なくなるため、検討してみると良いでしょう。

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